草食系凡人OLのひとりごと。

脱力して生きるくらいがちょうどいい。

【就活・転職に思うこと①】何でそんなにキャリアプランって求められるわけ?

前々から思ってはいたけれど、

転職活動を機に改めて思ったことを書いてみる。

 

「5年後、10年後あなたはどうなっていたいですか?」

「この会社でやりたいことは何ですか?」

——これらは、面接でほぼ確実に聞かれる質問だ。

そして入社後も、忘れた頃になる度に繰り返される魔の質問である。

私の本音的には、これらの質問に対する答えは一択だ。

「知るかそんなこと」

実際、現職であるときからキャリアプラン面談なるものを人事が始めて、

その初めての面談(with上司)で、私は人事に強烈に◯意を抱いた記憶がある。

「別に今の仕事から大きく違うことをしてみたいとは思わない」

「その時々でいいと思える選択をして、流れに身を任せたい」

(少なくとも「この会社で」やりたいことはない)

が本音だし、それが私なりのキャリアプランなんだけど、

そんなこと言うのは許されない雰囲気をひしひしと感じてしまって、

上司の前で何も言えなくなってしまった私がいた。

まぁ、私は↑(この会社でもう特にやりたいことがないことに気付いた)もあって転職を決意したようなものだけど。

そもそも、会社としては

社員が従順な歯車でいてくれた方が、都合がいいんじゃないの?

希望や夢を抱かせるだけ抱かせて、

いざとなったら「やっぱ会社都合でできない」ってなる方が酷じゃないの?

ほんと、何が狙いなのか、私にはわからんのですわ。

で、社会人経験のない学生だったらまだ許される雰囲気はあるけど、

一度社会に出て数年経過すると、

「将来どうなりたいかとか、具体的なイメージはできなくて…」

なんて言いづらい雰囲気になってくる。

それもそのはず、

いい歳して具体的なキャリアプランがない奴は、

主体性のない意識の低い奴!

的な論調を唱える声のほうが、

残念ながら世の中で圧倒的に優勢だからだ。

 

極論に聞こえるかもだけど、

私は毎日平穏に働いて、しっかりとお給料がもらえていれば

それなりに幸せなのよ。

それなのに、ビジョンだキャリアプランだって

強制的に絞り出させるような流れは、

他人の価値観を押し付けられている感じがしてしまって

ハッキリ言って不快なものなのよ。

「自分はこの道を進むんだ!こうしたいんだ!」

とガチガチに固めたところで、

それが人生をトータルで見たときに、

果たしていいことなのだろうかという疑問も残る。

人生の転機って、ひょんなところに潜んでいるものだと思うのよ。

(私自身これまでの経験でよく実感している。)

それを、「こうするんだ!」という固定観念を持ってしまうことで、

選べたはずのいい未来に気付かずに素通りしてしまう危険性を、

みんな気付かないのかな。

自分の信じたい未来しか、信じたくないのかな?

明確な目標があって、それを達成することでしか、

人生は成功ではないと思ってるのかな?

 

あとついでに言うと、面接のときに必ずといっていいほど聞かれる、

「志望動機」とかいうやつも苦手だ。

別に「その会社じゃなきゃいけない理由」なんて、

考えれば考えるほどそんなもの存在しないことくらいわかるのに。

ましてや、そこにまだ入社すらしていない人に、

面接で熱く語れるほどの理由なんてない方が普通なんじゃないの?

あるとしたら、待遇の良さくらいでしょうよ。

でもそんなこと、当然のごとくタブーとされている。

結局、面接官の自己満足で聞いてるにすぎないんじゃないかって思ってしまう。

もはや、めんどくさい儀式として捉えるほかないのだろうね。

 

というわけで、特にオチがあるわけでもないけれど、

1人の会社員のただのぼやきでした。