草食系凡人OLのひとりごと。

脱力して生きるくらいがちょうどいい。

「親ガチャ外れた」と子供に言われた親たちへ【毒親育ちから物申す】

最近このブログにアクセスしてくださる方々の

検索ワードを見ていて気付いたのは、

明らかに「親ガチャ ◯◯」が増えたということだ。

親ガチャに関しては、1記事しか投稿していないにも関わらず。

それだけ世間ではHOTな話題なんでしょう。

ということで、私も自分のブログ認知度UPのために、

また親ガチャをキーワードに何か書いてみるという、

下心丸出しの記事でもいいよーって人だけ読んでね。

 

まず断っておきますが、私は親になったことがないので

リアルに親として経験することや感じることは、

想像した上でしか語ることができません。

それでも、私みたいな扱いにくい子供を育てた

我が素晴らしき毒親を間近で見てきてはいるんで

何かしらそれっぽいことは言えるんじゃないかなと(適当)。

 

さて、タイトルのようなことを子供に言われて傷ついてる親の皆さまへ。

手塩にかけて育てた(はずの)子供に

そんなこと言われたら、悲しいですよね。

自分の努力が報われない思いがして、切ないですよね。

では、なぜ子供はそんなことを言うまでに至ったか、

想像を働かせたことはあるでしょうか?

決してあなたの子供が欠陥品だからではありません。

本来なら、子供だって自分の親を好きでいたいんですよ。

何もないのに、好き好んで自分の親を憎みたい子供はいないんです。

(自分の出自=自分の存在を否定することに繋がりますからね。)

ですが、それは

「あなたが適切にその子供に向き合ってきたならば」

という条件付きだということを忘れてはなりません。

「適切に」というのは、子供と、

あなたとは別の人格を持った1人の人間として

尊重しながら接してきたか?ということです。

物を何でも買い与えるでも、

日常的に高級食材を食べさせるでも、

"良い"学校に入れるために学習塾漬けにするでもありません。

それらをしたところで、一体何になるでしょうか?

「元気に産まれてきてくれればそれでいい」とだけ願っていたはずなのに、

いざ産まれ、育ってみると、

気付けばゴリゴリ親のエゴを押し付けてはいませんか?

あなたが子供に、子供としての役割以上のものを押し付けていないか、

自分の夢を叶える道具として扱っていないか、

考えたことはあるでしょうか?

 

毒親育ちの私から、改めてお聞きします。

「子供に何期待してるの?」

そもそも子供が産まれた時点で、

親とその子の間には圧倒的なパワーバランスの偏りがある。

だからこそ、親には、その子が1人で生きていけるようになるまで

心身ともに健康に育て上げるという重大責任が伴うわけです。

それは、子供を産む選択をした親としての最低限の義務です。

でも、あなたにはそれが果たせなかった。

当の本人である子供からそう認定されてしまったことは、

残念ながら 紛れもない事実なのです。

それどころか、最低限を満たす前から

「子育てをしている自分」に酔いしれてしまってはいませんでしたかね?

「こいつは何も知らないから」

って子供を見くびっていられる時間って、

思いの外長くはないですよ。

子供は何もわからない、何も考えていないようで、

しっっっかりと親の人格・子供に対する親の向き合い方を見てますから。

自分に向けられる親の慢心も敏感に感じ取ります。

そういう意味では、

「親ガチャ外れた」とあなたに言った子供は、欠陥品どころか、

あなたが想像する以上に

あなたよりよほどまともな感覚を持って成長したということですから

もうこれ以上、子供のことであーだこーだ頭を悩ますこと自体、

ナンセンスだと思いません?

それがやめられないということであれば、

一度山奥にでも1人で篭って、

誰にも期待することのない環境を強制的に作って、

徹底的に自分と向き合ってみてはどうですかね。

(実際に行うとしても、私は責任を持ちませんが。)

そしたら過ちを指摘した子供に腹を立てる前に、

やるべきことがあるってことに

さすがに気付くと思うんですけどね。

まぁわからない人には一生わからない話なんで、

話半分で聞いといてください。うん。