草食系凡人OLのひとりごと。

脱力して生きるくらいがちょうどいい。

なんちゃって海外進出?【出版のご報告と感想】

ここしばらく浮上しておりませんでしたが、

新たな電子書籍執筆と、

ちょっとプライベートでバタバタしてたのとで

(↑こちらに関しては後日ここでご報告予定です)

決してサボっていたわけではありません。。。

まぁ、ストイックに頑張っていたわけでもないけど。。。

(お約束の言い訳^^;)

 

その電子書籍の方もひと段落しましたので、

今回はそのご報告になります!

なんと、今回は英語での出版に挑戦しました!

かっこよく言えば、海外進出?を果たしました^^

タイトルは、

Living in Energy-Saving Mode

(邦題:『省エネモードで生きる』)

です。

 

おや、どこかで見たことのあるタイトル...と

お気付きの方はさすがですね!

こちら、2020年に出版した上記邦題の書籍の、英訳版です。

 

まぁ、日本語版でなく英語版を選ぶような人は、

そもそもこの記事を読んでいないだろうけど。

構わず出版のご報告と感想戦いっちゃいます^^

 

まず、翻訳版という新川由記初の試みだったわけですが、

DeepLという翻訳ツールの協力なくして、

成し遂げることはできませんでした。

別にここでDeepLのアピールしたところで、

私には一銭も入って来やしないのですが(笑)、

これはもう、人間の翻訳家が食べていくのが難しい時代の到来を

身を以て感じましたね。

奇しくも、本書でも「人間の翻訳家 vs 人工知能を例に

議論を展開している箇所があります。

(ところで、執筆を進めている途中で、

「翻訳クオリティ落ちた?」と思うことが度々あったのですが、

何らかのアップデート(ダウンデート?)でもあったのでしょうか...)

 

「あー、じゃあ新作出版したからって

大した労力かけたわけでもないんね。

期待して損したぁー」

と、お考えのそこのあなた。

確かに、作業の大半は、

原作の日本語原稿からDeepLに、

ひとまとまりずつの文章をコピペ

→ 翻訳文生成し、英語原稿上にコピペ

から構成されていたかもしれない。

でもね、翻訳版作成って、

ただそのまま翻訳すりゃ良いってもんじゃないんだぜ!

翻訳ツールの英語を鵜呑みにせず自分の目で検討するのはもちろん、

メインターゲットとなる英語圏の方々の文化を意識して、

一部内容を加筆修正したりもしましたとも。

そもそも、原作が「英語への翻訳のしやすさ」など

微塵も考慮されずに執筆されたものである以上、

日本語とは別の言い回しを

あれこれ検討しなければならなかったことも、数知れず💧

(こればかりは自己責任と言われればそれまでですが。。)

まぁ、本質的な内容は変わっていないので、

原作を読んでいただいた方にとっては

特に目新しいものはないって意味では、期待外れでしょうけど^^;

 

確かに、今回は執筆作業において、

クリエイティブな部分の占める割合が

極端に少なかったこともあってか、

「せっかくの休日なのに、何やってるんだろう自分......」

とふと我に返ってしまうことはあるっちゃありましたよ。

特に、完成が見えかけていたとき、

原稿を最初から最後までチェックする作業。

最早、本業の仕事で

英文書をチェックしてるときと大差ない状態(笑)

(おかげでチェックするたびに、

どこかしら誤訳等修正箇所に気付けていたので、

必要な作業ではあったと言うことはできるけど。)

もうね、こんな誰が読むかもわからない、

「英語非ネイティブ」が書いた怪しげな本を

出版するために、ここまでガチるなんて

そんな奴、どこの誰なんだって話。(私です。)

 

日本語文章にも一定のルールはあるけど、

英語文章にも

「大文字にするか小文字にするか問題」

「英数字で書くかスペルアウトするか問題」

「クオテーションマーク問題」

「コロンセミコロン問題」

などなど......

日本語では悩むことのない、書き方問題があってだね。

全部いちいち疑問に持って調べてたらキリがなさそうなんで、

極力労力をかけたくない私は、

巷で話題?のGrammarlyという

文法チェックツールの力も借りることにしました。

ただ、結論から言うと、こちらについては

正直、(私にとっては)期待外れでした。

個人的には、どーでもいい(しかも普通に正しい)点ばかり

指摘しまくってきていたので、

途中から鬱陶しさの方が勝って、機能オフにしました(笑)

英作文に慣れていなくて、冠詞のチェックレベルのものでいいから

AIのアドバイスが欲しいって人には、向いてるのかな?

あ、でもあまり初心者でも、どのアドバイスが重要で

どれが無視していいやつかの判断に迷うかも。

有料プランとかになると、もっとクオリティ上がるのかしら......?

よくわからん。

 

まぁ私の執筆の苦労話はこれくらいでいいんですわ。

まとめると、なんだかんだで、今回思ったのは

『省エネモードで生きる』が新川由記の出発点で良かったかも

ってことですね。

毒親関係も確かに

私を執筆へと突き動かした要因の一つではあるけど、

ずっとそこに囚われていたくはないという思いもあって。

学んだことをもとに前へ前へと進んでいきたい私だからこそ、

本書で伝えたいメッセージは、

私の価値観そのものであると言える。

実際私は、

既に執筆し終えた文章を後から見返すことすら

基本的にほぼしないんだけど(完成したものには興味を失う...)、

今回こうして

オリジナルの出版から2年以上経って、

改めてじっくり読み返してみて思うのは、

今も私のスタンス/主張は揺らいでいないということ。

むしろ、その執筆当時よりもさらに世の中がおかしな方向に動いている今こそ、

この中の言葉がより沁みるなぁ、と感じました。

自画自賛っぽくなってしまったけど^^;

 

というわけで、

これから英語版を読まれることがあれば、

上記の思いも、頭の片隅にでも入れておいていただけると

筆者としてとても嬉しく思います。

ではでは。

 

新川由記