草食系凡人OLのひとりごと。

脱力して生きるくらいがちょうどいい。

とある三姉妹の話(2/2)

(1/2の続き)

 と、こんな感じで身内の話をだらだらと書いてみたが、

結局何が言いたいのかというと以下の通りだ。

 

彼女らが生きた時代が戦時中というならば、

今もある意味、戦時中だということだ。

おそらくこれは、

わかる人にはわかる話だけど、

わからない人にとっては、

全くもって何を言ってるの?ってところだろう。

後者の人は、別に今

全部理解しようと思ってもらわなくても構わない。

いつか世界の大半が正気に戻ったとき

(そのときが訪れない可能性もなきにしもあらずだが...)

なんてみんな、恐ろしいことに身を投じていたんだろうって

嫌でも気付くことになるから。

うん、これがね、

私やごく一部の人の妄想であったら

どれだけいいことかって私も思うよ。

 

「このご時世だから仕方ない、我慢すべき」

「周りの人のため、お国のために、喜んで自分の体を差し出すべき」

「世論に逆らう人は非国民だ」

...令和の日本に生きる人なら、一度はこういったことを

誰かが言うのを耳にしたり、

自分が考えたり、口にしたり

したことがあるでしょ?

そういうことよ。

むしろ、これのどこが戦時中じゃないのか教えとくれ。

 

じゃあ、今は戦時中なのはわかりましたと。

ここで私がさらに言いたいのは、

敵はウイルスではないということ。

本当の敵は、ウイルスを隠れ蓑とした、

人間の醜さなんじゃないの?

理に適わないカンセンタイサクという名目で、

他人を無残に傷付けたり、

考えの違いによる分断を煽ったり、

「少数派」の人権すら奪おうとしたり、

誰かさんは自分の懐を不当に潤したり、

etc, etc...

…おっと、つい日頃の鬱憤が噴出してしまった。

話を戻して、今度こそ結局何が言いたいのかというと、

これだけの狂った世の中だろうと、

後で言い訳並べるような選択を私はしたくない。

ということだ。

まぁ、半分は自分への戒めみたいなものだけど。

確かに、今は色んな意味で、

「普通」に生きることは難しい。

内心どれだけ疑問が渦巻いていても、

世論に迎合して黙って従って生きることの方が、

圧倒的に楽であるのは間違いない。

それでも、私は私に許されている範囲で、

「今」自分がしたいと思うような選択を、

「今」していきたいんだよ。

さっきの話の長女みたいに、

「だってあのときのご時世的に、仕方なかったのよ」

みたいな哀れな言い訳は、後の自分に言わせたくない。

かと言って、三女みたいに、

何が自分の本心なのかも忘れるくらい

選びたくなかった現実に馴染んでしまうのも

違うと思ってしまう。

願わくは、次女みたいに、

時代背景なんて物ともしないくらい

自分の能力を発揮しながら

楽しく生きたいものだよ。

 

まぁ、どう生きるべきかなんて人それぞれだからね、

自分が納得できていればいいわけで、

人様にもこういう価値観を押し付けたいとは思わないけど。

でも、もうちょっと多くの人が、目の前の現状を、

もうちょっと多角的に、俯瞰的に、長期的に、

見てみようという頭を持ってもいいんじゃないかなって

思ったりしてる。

もうこれ以上、戦争の犠牲者を

増やす必要もないでしょう。