草食系凡人OLのひとりごと。

脱力して生きるくらいがちょうどいい。

カネか、心か

最近複数のインフルエンサーによる、

詐欺まがいの金儲けの物議について聞く。

そして、

そのようなインフルエンサーの悪質さについて

YouTubeなどで解説する別のインフルエンサー群がいて、

彼らの再生回数もまた、

前者のインフルエンサーがやらかしてくれているおかげで

伸びている恩恵を受けているのも何とも興味深い。

(それによって詐欺に引っかからずに済んだ人々もいるのは確かだろうし、

彼らの善悪についてここで論じたいのではない。)

 

人の弱みを利用してよろしくないことを行う人々を擁護する気は一切ないが、

残念ながら、そのような人こそが世の中のルールを作る側に立っていて、

そうでない側は損害を被ったところで

「自己責任」として搾りカス状態でポイ捨てされて終わり、

ってことが圧倒的に多い。

過激な表現をしてしまえば、

この世界は詐欺師(インフルエンサーに限らず…)によって、

詐欺師に有利に働くように作られているだけにすぎないのかもしれない。

 

じゃあ私はと言うと、

インフルエンサーになるつもりなどないというのは

過去のブログ記事で書いた通りだ。

少なくとも今は、あくまで本業の片手間で

しかも読者も大した数はいない状態だから、

カネに執着することなく好きに試行錯誤もできるし、

読者の不安を煽るようなキャッチコピーをつけて中身ペラッペラの商材を売るなんて考えもしないけれど、

これがもし何万人もの人をカモにして

自分が大儲けできる状況が目の前にあったとしたら、

私は自分の魂を売ってでもその大金を手にしてしまうだろうか?

実際その立場になってみないと何とも言えないけれど、

小心者の私には、自分に嘘を付き続けて大金を巻き上げる器も多分ないし、

やったところですぐにメンタルが崩壊するのは目に見えている。

 

それにしても、「魂を売る」という表現、

ひょっとしたら思っている以上に深いところで的を射てるんじゃないかと

これを書きながら思っている。

やっぱカネと人の心ってトレードオフの関係なんだな、と

確信する根拠の一つでは少なくともある。 

 

実際、「やりがい搾取」という言葉もあるし、

社会に意義のある貢献をする仕事ほど低賃金という現実がある。

toyokeizai.net

もちろん、金儲けすること自体が汚いことだとか言うつもりは一切ない。

でも、純度100%の世のため人のため精神で動いていたら、

真っ当な対価なんて懐に入って来るはずもないんだよな。

 

結局、

本業で無難に心を売って生活していけるだけの賃金を得て、

あまりカネにはならなくても

自分の魂が喜ぶような仕事を副業としてちびちび行う生活が、

一番バランスが取れているのかもね。

ということで、私は当分、今のような

「会社員+自称著者」こちらも参考に。

の二重生活みたいなものを続けていくんだろうな。

我ながら、私らしくて、何ともいいじゃないか。